私の場合、子どものころ風邪をひいたときなどよくリンパ節が腫れましたが、最近はまったく腫れることはありません。みなさんのなかにも、同じようなかたがいるのではないでしょうか。というのも、大人よりも子どものほうがリンパが腫れやすく、腫れが目立ちやすいものだからです。
大人になるとウイルスや病原体に対する抗体もある程度できていますが、子どもは抗体を十分に持っていません。そのため免疫の働きがとても活発で、風邪をひいたりケガをしたときなど、リンパ節は細菌などの侵入を防ごうとフル稼働状態になります。結果、老廃物がたまったり、一時的に細菌などがリンパ節に入り込む機会も多く、リンパ節が腫れやすいといえるわけです。
息子はいまでもときどきリンパ節が腫れることがあり、あごの下や首などにくりくりっとしたかたまりができています。子どもの場合、とくに首周囲のリンパ節が腫れることが多いのではないでしょうか。これは、首のリンパが腫れやすいというよりも、子どもは首が細いので、ちょっとした腫れでも目立ち、気づきやすいだけだといわれます。
ですから、風邪のたびにリンパ節が腫れたとしても、「うちの子は弱いのかしら・・・」などと心配しなくてもだいじょうぶですよ。リンパ節が腫れるのは、細菌などが体内に侵入しないようにするための、いわば自然な防衛反応。菌をやっつけている証拠です。子どもは大人よりも長く腫れが続く場合が多く、風邪がなおってから2、3カ月ほど腫れが残ることもあります。でも、時間がたつとおさまっていくのが一般的です。
ただ、突然腫れがひどくなり、激しい痛みをともなうような場合は要注意です。また、乳児のリンパが腫れ、高熱が続く場合は「川崎病」の恐れもあります。川崎病は原因不明の急性疾患です。放っておかずに、すぐに小児科を受診してくださいね。
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